自立した無党派層になろう

参議院選挙も最終盤、マスコミによれば自民・公明の与党が改選議席の過半数を超え、3分の2に迫る勢いだとか。

とにかく野党が弱すぎる。中でも民進党、「与党に3分の2を超えさせない」が目標じゃ、結果はみえている。野党共闘もただ「反安倍政権」だけでは積極的な支持は得られない。反安保関連法で消極的な支持は得られるかもしれないが、大きな波にはなりきれない。与党も自分たちの政策を正当化することに懸命で、自分たちのビジョンは語らない。

政策論争がないので、これからの日本をどうしたいのか、わからない。これが国会議員を選ぶ選挙なのだろうか。

まあ、今に始まったわけではないので、慣れてしまって、こんなもんだろうですんでしまう。おそらく投票率は50パーセント前後。投票する人のほとんどが支持政党が決まっている人だろう。だから組織票がものをいう。与党が有利である。もしかしたら、与党幹部は投票率が上がることを望んでいないのではないだろうか。

しかし、本当にそれでいいのだろうか。国民が自分の意思を表明できる貴重な場である選挙。もっと積極的に投票行動を起こしたいと思える手立てはないのだろうか。

 

とにかく、もう党利党略、私利私欲にまみれた政治はうんざりである。

だから、与党でもない、野党でもない、真の第3の党の設立を望む。

党の考え方に固執することなく、日本の将来を見据えて、この国の進むべき道を判断してくれる、自立した議員の集団。そんな第3の党。

選挙では無党派層とよばれる人々の動向が話題になるが、国会に党利党略に左右されない議員を衆参両院に3分の1位送り込めたらと思う。選挙では、その判断を任せていい人物かどうかをじっくり見極める。それでいいと思う。

 

もちろんそれぞれの考え方がはあっていい。それが基本であるが、最終的には国会議員である以上、自分のこと、党のことより、この国のことである。だから選ぶ側も自分のことや組織のことも大事だろうが、この国のこと、将来のことも視野に入れて選んでいきたいと思う。

 

私はもちろん選挙にはいきます。積極的に支持する政党はないので、白票になるかもしれないが、それも自分の意思表示です。たかが1票、されどその積み重ねが大きな動きになることを少し期待しながら投票します。